結婚した人の医療保険
生活スタイルが変わるときの代表は、結婚した時です。
結婚=新しい家族ができる=あなたを頼る人が増える、ということ。
いざというときに、今の保障で十分なのか検証するべきタイミングです。
女性は「結婚」で姓が変わる人がほとんどだと思いますので、
保険契約者の名前を変える手続きの際に
一緒に内容も見直すとよいかもしれませんね。
結婚した時点でもし何も保険に入っていない場合は、
一般的な優先順位で言いますと、まず「死亡保険」そして「医療保険」という順番ですが、
共働きの場合や、まだ子どもの予定がない場合には「医療保険」をまず確保してください。
また、もし、独身時代に入った「死亡保険」を持っている場合は、
死亡保険金の受け取りが両親の名前になっているケースがほとんどでしょうから、
夫の死亡保険なら、受取人を妻の名前に変更しておくことをおススメします。
もし変更せずに万が一のことがおこったら、
妻は死亡保険金を受け取れなくなりますし、
もし夫の両親を経由して受け取ることになれば贈与ということになる
=「贈与税」がかかることになりますのでご注意を!
死亡保険をまず整備してもらった上で、次に、
「手ごろな値段で一生涯保障」の医療保険を
夫・妻別々に1本ずつ持たれるとよいと思います。
ポイントは、それぞれ別の医療保険に入る、ということです。
例えば、夫の医療保険の特約で妻の保障を付ける、ということもできますが、
コレはおススメできません。
結婚したばかりの二人は考えたくないと思いますが、
夫とまさかの死別や、離婚の場合、妻の医療保障まで無くなってしまうからです。
別々の保険となると「とりあえず医療保険は夫だけ・・・」
と考えるご夫婦もいらっしゃると思いますが、
私個人の意見でいいますと、
「すぐに子どももできるだろうから」と夫の死亡保障を厚くして、その分高い保険料を払うのであれば、
子どもが生まれるまでは死亡保障額を下げてでも、妻も医療保険に入るべきだと思います。
なぜなら・・・やはり「妊娠」に備えておく必要があるからです。
【女性の医療保険】のところでもお話しましたが、
重いつわり、早産や流産、帝王切開など、
手術・入院の可能性が思っている以上に高いのが妊娠・出産です。
突然の早産などで入院が長期化した場合のことを考えると、
妊娠前に医療保険に加入しておく、というのはとても大切な準備だと思います。
逆に、子どものいない夫婦であれば、万が一夫にもし先立たれたとしても、
妻は働いたり、実家に帰ったりすることもできるでしょうし、
さほど高額な死亡保険金がなくても大丈夫だと思いませんか?
比べるなら可能性の低い「夫の死亡」より、可能性の高い「妊娠・出産」に備えた保障を準備する方が賢明だと、私は思います。
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